2017年11月22日水曜日

牡蠣(カキ)には「コレステロール値」を下げる働きがある

コレステロールと聞くと

コレステロールは脂質の一種なのですが、コレステロールと聞くと「全てが悪い」、「数値が高くなると危険」という認識が根強く存在しています。

コレステロールが悪い理由は

水道管の中に水垢が溜まっていくように、血管内にコレステロールが付着して、動脈硬化を引き起こす原因になるからと言われています。

「悪玉」コレステロールを減らして「善玉」コレステロールを増やす牡蠣(カキ)


しかし、「コレステロール」はそんなに悪い物でしょうか?

元々「コレステロール」は体に無くてはならない重要な物質です。細胞膜はコレステロールが無いと作れませんし、脳や神経組織、副腎に特に多く含まれていて、肝臓や腎臓、皮膚にもかなり多く含まれています。脂質の消化に必要な胆汁液や、男性、女性ホルモンの材料はコレステロールです。また、体の動きを調節する副腎皮質ホルモンの母体をも伴っている物質が「コレステロール」です。

元々「コレステロール」は

私達の身体に無くてはならない物です。もし、血液において「コレステロール」が少なくなってしまうと、血管がもろくなって行ってしまいます。

一番大切な事と言えば

体に必要な「コレステロール」の量を一定に保つと言う事です。体に元々必要な物が「コレステロール」ですので、食事として入ってくる以外にも体内で作られています。ブドウ糖と脂質を原料として、食事の10倍以上の量のコレステロールを体内で合成しているのです。「コレステロールは多くても、少なくてもNO」という事です。

男性30歳、女性40歳を超えたら「コレステロール値」にご注意下さい


善玉と悪玉

コレステロールの「運び屋グループ」が二つ存在します。一つは比重の低いタンパク質グループ「LDL」、もう一つは比重の高いタンパク質グループ「HDL」です。この二つのグループに乗って運ばれているコレステロールを「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」と呼びます。

皆さんの健康診断表で出て来る

「総コレステロール」「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」の事です。

まずは比重が低いタンパク質グループが運ぶコレステロールの「LDLコレステロール」

「LDL」は、全身にコレステロールを供給する働きがあります。「LDL」が多くなりすぎてしますと、血管内壁に付着して行ってしまいます。それが重なって、血流が悪くなったり、血栓を作り出したりします。この、悪い働きから「悪玉」コレステロールと呼ばれています。

次に比重が重いタンパク質グループが運ぶコレステロールの「HDLコレステロール」

HDLの働きは、血管内のコレステロールを除去してくれる働きがあります。その結果、動脈硬化を予防する働きがあります。この良い働きから「善玉」コレステロールと呼ばれています。

加齢・ストレス・遺伝で悪玉コレステロールは増加します


現代日本人が、食物として一日の摂取しているコレステロール量は

全く心配に値するほどの「コレステロール量」ではありません。ただ、コレステロール量にも個人差があります。男性は30歳を過ぎると心配が必要になってきますし、女性は40歳~50歳にかけて注意が必要になってきます。

その他に注意が必要な事は

肉類をはじめ、油類を食事で多く取る方は注意が必要です。また、加齢や遺伝、ストレスによってLDL(悪玉)コレステロール値はあがってきます

牡蠣(カキ)には

食品の中ではずば抜けて多い「天然タウリン」が含まれています。「天然タウリン」はコレステロールの代謝を改善して、コレステロール値を下げる働きがあります。

牡蠣(カキ)とコレステロールの関係性でよく言われる内容は

悪玉(LDL)コレステロールを減らして、善玉(HDL)コレステロールを増やす(善玉コレステロールに変える)という働きです。

クリックで大きく表示されます

0 件のコメント:

コメントを投稿