2017年11月27日月曜日

栄養成分「亜鉛」の働き 牡蠣の栄養

牡蠣(カキ)に含まれている亜鉛

牡蠣に含まれている亜鉛が「うま味」を感じ、強精作用や子供の成長を促進させたりします。

ジョージタウン大学で行われた試験では

味覚を失った人の唾液に、著しく亜鉛が少ない事を知り、その方々に亜鉛を与えた所、日が経つにつれて、味覚がよみがえってきたという内容を報告しました。

牡蠣は食品の中で一番多くの「天然有機亜鉛」を含んでいます


亜鉛は

舌と関係があるだけではなく、脳とも深く関係しています。舌が「味」を感知すると、「ドーパミン」という興奮伝達物質が脳に指令を伝えます。すなわち味を感知できずに「ドーパミン」が出ないと、脳は活性化せずに衰えて行ってしまいます

牡蠣が美味しいのは

うまみ成分である「アミノ酸」が沢山含まれているからです。さらに「亜鉛」の味覚に関与する効果で、もっと「美味い!」と感じるのです。

味覚低下に関しては

特に「甘み」に対する感覚の低下が目立ちます。現代人の食生活では、自然の味に満足できず、強烈な味覚を求める傾向が大きいですが、この点も「亜鉛の欠乏」が関係していると発表されています。

現代日本人のほとんどが「亜鉛不足」の状態に陥っています


亜鉛の欠乏の主な原因は

インスタント食品を多く食べていると、亜鉛は欠乏してきます。また、アルコール(飲酒)が体内に入ると、亜鉛を体外に排出してしまいますので、亜鉛は欠乏してきます。妊娠中に妊婦さんの好きな物の好みが変わるのは、「亜鉛」が胎児の方へ行ってしまうからとも言われています。

乳児期に亜鉛が不足してしまいますと

乳児の手足に炎症が出来、成長期の子供は成長が止まってしまいます。

強精作用と亜鉛

男性は、一回の射精で1~3mgの亜鉛が失われます。食品の中で一番亜鉛が多い「牡蠣(カキ)」は、強精作用食品として大変素晴らしい成分です。

亜鉛不足は現代日本人の国民病になりつつあります


亜鉛の必要目安量

1日の所定量は15ミリ程度です。現在発表されている男女の不足量は、男性で3mg程度、女性で2mg程度の亜鉛が不足気味と発表されています。

亜鉛を含む食品

一番多く亜鉛を含んでいる食品は「牡蠣(カキ)」ですが、他にも肉類や卵にも含まれています。食生活上の注意としては、米やパンは精製する時に亜鉛が失われます。

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亜鉛とコバルト

第41回の日本ガン学会総会で、岐阜大学医学部のグループが「亜鉛とコバルトがガンの発生を低下させる」という実験結果を発表しています。

亜鉛もコバルトも「牡蠣(カキ)」には多く含まれる成分

ですので、牡蠣における制がん作用も、非常に考えられる項目となっています。

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