2017年12月13日水曜日

膝関節はどんな構造になっているのか?

膝とは

大腿骨と脛骨とをつなぐ関節を指します。大腿骨と脛骨の先端は軟骨(水分が6~7割を占める)で覆われています。

軟骨と軟骨の隙間には

潤滑剤である関節液がたまっています。その周辺を滑膜という薄い膜が覆い、更にその外側は関節包という袋に覆われています。

膝関節炎の主な原因は「変形性関節症」と「関節リウマチ」です


そしてさらに外側では

大腿骨と脛骨、お皿と呼ばれる膝蓋骨とが靭帯でつながれ、筋肉で支えられています。

変形性膝関節症は

大腿骨と脛骨の先端を覆っている軟骨がすり減る事で起こります。軟骨には神経が無く、擦り減っても痛みは感じませんが、クッション役である軟骨がすり減ると、硬い骨同士が直接ぶつかるようになるため、痛みや炎症(腫れや熱)が起こります。更に、軟骨のかけらが関節内の組織を刺激する為、痛みが段々と強まって行きます。

症状が進むと

骨自体が擦り減ったり、欠けたりして、骨のとげが出来たりします。こうなってくると余計にひどく神経が刺激され、痛みや炎症が激しくなって行きます



膝の関節炎の原因は

主に変形性膝関節用や関節リウマチなのですが、この二つの症状の痛みが起こるメカニズムは全く違っています。変形性膝関節症は、加齢や肥満、事故や激しい運動等によって関節が変形する事で起こりますが、関節リウマチは、本来はウイルスや細菌などの外敵を倒す為に攻撃する役目を担っている免疫細胞が、自分自身を攻撃してしまう為に起こる「自己免疫疾患」です。

「リウマチ性疾患」

関節リウマチ・変形性関節症

「自己免疫疾患」

関節リウマチ・膠原病・全身性エリテマトーデス・重症筋無力症・Ⅰ型糖尿病

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