2017年12月5日火曜日

驚異のアミノ酸「タウリン」牡蠣の栄養

牡蠣の中に含まれる「アミノ酸」

数十種類にのぼる「アミノ酸」が含まれています。タンパク質は、約20種類のアミノ酸が寄り集まって出来たものです。

「アミノ酸」の中には自分で作れないものがあります

アミノ酸には、体内で合成されて作られるものと、合成できない為に食物から取らないといけない物が存在します。この、体内で合成できないアミノ酸を「必須アミノ酸」と言い、8種類が良く知られています。

牡蠣に含まれる「天然タウリン」はとても凄い成分です


必須アミノ酸には

リジン・トリプトファン・スレオニン・バリン・メチオニン・ロイシン・フェニールアラニン・イソロイシンがあり、これが良く知られている8種類です。


牡蠣(カキ)のプロテインスコア

牡蠣(カキ)のプロテインスコアは(食物に含まれる必須アミノ酸の量を数値化したもので、数値が高いほど良質なたんぱく質を含む物になります)63で、制限アミノ酸は(必要量に対して充足率の低いアミノ酸を言います)トリプトファンです。


上記の内容を簡単に説明すると

「牡蠣(カキ)」のアミノ酸は、体のタンパク質を作る為に63%が利用される事を表し、不足がちな必須アミノ酸はトリプトファンで、このトリプトファンを加えればさらに利用度が上がりますという内容です。


例えば、

鍋で、牡蠣(カキ)と一緒に豆腐を食べると・・・豆腐にはトリプトファンが多いので、一緒に食べれば栄養上、完全に近い食品になると言う事です。


牡蠣(カキ)の中に含まれる特殊なアミノ酸「タウリン」

タウリンとはアミノ酸の一種で、胆汁の中に存在しています。働きは脂肪の乳化を促進する事が良く知られています。分かりやすく言うと「タコやイカ、牡蠣などの、表面のヌルヌル」がタウリンです。盆栽の木にタウリン液をかけたところ大きくなりすぎたという話もあります。

「タウリン」の薬効

タンパク質を分解する
肝臓機能を活性化させ、解毒・利胆作用をもつ
胆汁の分泌を促進する
乳酸の増加を防ぎ、解熱・鎮痛・消炎作用がある
二日酔いの毒素を排除する


「乳酸」はグリコーゲンの燃えカスです

乳酸は、疲労の元になり、色々の病気の原因になります。乳酸は速やかに除去する必要がありますが、タウリンがこの乳酸除去作用を持っています。タウリンが入るとたちまち「疲労回復」するといわれています。

牡蠣(カキ)に含まれる「タウリン」

この牡蠣(カキ)に含まれるタウリンが、「成人病の予防改善」、「疲労回復」に素晴らしい効果を発揮すると公表されています。


その他にも「タウリン」には

私達が物を見る時に必要な、網膜細胞の働きを維持して行く為に重要である事が。明らかになっています。視力を保持する為に欠かす事が出来ない重要な成分です。戦時中は海軍の見張りの軍人に、栄養剤としてタウリンを与えていて、監視に当たらせていたと言います。

タウリンに存在している「暗視野能力」

暗視野能力とは「暗いところを見る力」ですが、この力を高める作用がタウリンに存在するからです。タウリンは夜行性の動物には欠かせないアミノ酸で、猫がタウリン不足になると、鼠が取れなくなってしまいます。猫が魚を好む理由の一つが、魚介類に多く含まれるタウリンを補給する為なのです。

タウリンは「暗視野能力アップ」だけでなく

視力を保つうえでも大切な働きをしています。タウリンは視神経に多く含まれ、神経の刺激伝達に重要な役割を担っています。神経は全身にいきわたっていますので、そのすべてにタウリンは必要になります。その中でも、眼は特に神経が沢山通っていて、常に働いていなければいけないので、より多くのタウリン量を必要としています。


いわゆる「タウリン」は

眼の健康を維持する為に、眼の健康状態を改善する為に欠かせない、必要不可欠の栄養素なのです。その他にも、成人病予防にも役立つ働きがありますので幾つか書き出します。

タウリンがもつ「成人病予防」の働き

自立神経を調整して、血圧の上昇を抑え、高血圧の治療や予防に役立つ
血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減らして、善玉コレステロール(HDL)を増やす
血中の中性脂肪を減らします
動脈硬化を改善し、狭心症や心筋梗塞を予防します
インスリンの分泌を促進し、血糖の上昇を抑え、糖尿病の治療に役立ちます。


さらに・・さらに・・この他にも「タウリン効果」が!

タウリンには、ホルモンの分泌を促進する作用もあります。また、精力減退の治療にも役立ちます。牡蠣(カキ)は、眼の健康や老化防止に欠かせない食品なのです。

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