2017年12月12日火曜日

「膝関節症」が日本人の国民病に

関節炎とは

関節が痛んだり、腫れたり、可動域が狭くなったり、動かす事が辛くなってくる症状です。この関節炎は、全身のあらゆる関節で起こる可能性があります。

日本人にとくに多いのが

膝関節に炎症が発症する「膝関節症」で、主な原因と言われているのは「変形性膝関節症」と「関節リウマチ」です。

膝関節症のセルフメディケーションには非変性ⅱ型コラーゲンです

東京大学医学部が調べたところ

「変形性膝関節症」がある人の割合は、50歳以上の男性で54%に、女性では75%の割合にも及ぶ事が確認されました。

50歳以上の男性54%、女性の75%

これが日本国民でどの位の数になるかと言いますと、「男性は1240万人」「女性は1840万人」にもなります。日本国民の3000万人以上の人が「変形性膝関節症」にかかっている事になります。

さらに・・・関節リウマチが原因の

膝関節炎の患者さん達もいますので、「膝関節症」は日本の国民病と言っても過言ではありません。

膝関節症の方だけでも3000万人以上

3000万人以上の「膝関節症」の方がいるにも関わらず、実際に変形性膝関節症で病院の診断を受けて通院している方は700万人程度と言われています。



なぜ?2300万人の開きがあるのか?

実は、自覚症状のない方が多いからなのです。22世紀医療センターの調査も、協力者全員の関節をX線撮影して調べると言う方法で行われたもので、元々膝に痛みがある方や通院している方を調べたものではありません。

膝関節の変形は主に

軟骨がすり減る事で起こりますが、軟骨には神経が無いのでかなり進行してからでないと痛み等の自覚症状が出ないのです。つまり、かすかな痛みや違和感でも、それを感じた時はすでに症状が進行していると考えられますし、自覚症状の無い方も50歳以上の特に女性であれば、何らかの関節症があると考えた方が良いと思われます。

自覚症状があっても

「歳だから仕方ない」「どうせ治らない」とあきらめの方も多いのも関節炎の特徴です。厚生労働省の平成16年国民生活基礎調査を見ると、自覚症状がはっきりと存在する「有訴者」と病院にかかっている「通院者」の数に大きな差がある事がはっきりとわかっています。

55歳~74歳の方々を見てみると

「手足の関節が痛む」という有訴者は男女共に第3位で、55歳~64歳では、男性は1000人中61人、女性は1000人中106人、65~74歳では、男性1000人中94人、女性1000人中162人となっています。ところが、通院者の方を見てみると男女共に第5位までにランクインもしていません。



膝関節が大丈夫か?チェックリスト

・立ち上がる時に膝が痛い
・階段を上るのが辛い
・階段を下りる時、膝の力が抜ける事がある
・正座出来ない
・座って足を前に伸ばすと、膝がまっすぐに伸びない
・長時間歩くと膝に痛みが残る
・運動すると膝が痛むが、続けるうちに痛みが取れる
・膝を曲げたり、伸ばしたりすると、ゴキゴキと音がする
・膝ががくがくする事がある
・左右の膝の形が違う
・膝が腫れている
・脚を揃えて真っすぐ立った時、膝と膝の間に握りこぶし1つ以上空間が空く


チェックリストで1つでも思い当たったら・・・

膝関節の変形が始まっていると考えられます。2つ以上思い当たったら、膝関節の変形はかなり進んでいると考えられます。是非膝関節の状態を整形外科で確認してみて下さい。

何故膝関節にトラブルが多いのか?

人類が二足歩行を始めたからなのです。4本の足で支えていた頭と体を2本の足で支えなければいけなくなったので、全身のバランスをとる腰と、体重を支える膝、腕を動かす肩に、それぞれ大きな負担が掛かるようになってしまったのです。



中高年の腰痛、肩コリ、手足の関節の痛み

これらの症状は、中高年の健康状態において上位を占めているのですが、なかでも特に膝関節は、曲げ伸ばしだけでなく回転運動もする複雑な構造で、歩くだけで体重の2~3倍、走ると4~5倍もの重さが掛かります

太った人が膝を痛めやすいのは

動いた時にかかる負荷が体重に比例して大きくなって行くからなのです。100キロの人が歩けば200~300キロの負荷が膝にかかります。走った時は400~500キロの負荷が掛かっていますので、体重の重い方ほど両膝に負担が重くのしかかっています。

また、日本人特有の理由も

日本人の場合は正座の機会やO脚が多いことから、膝への負担が外国の人よりも大きいと分かっています。

「ロコモ」の予防・改善のセルフメディケーションには

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