2017年12月7日木曜日

ミネラルの種類や働きの詳細説明ー牡蠣の栄養

・「ナトリウム」

ナトリウムの1日に必要な量は2000~4000㎎です。

ナトリウムは筋肉や神経の興奮を弱め、体液の量を調整して、神経の伝達がスムーズに行くようにコントロールします。

また、血液など細胞の内外の浸透圧が一定になるように調節する働きがあり、体液をアルカリ性に保つ重要な働きをします。

・「カリウム」

1日に2000~2300㎎が必要な量とされています。

精神を正常に保つために重要な物質です。

ナトリウムと同じように浸透圧の調整作用があり、筋肉の緊張や腸の運動、知覚作用にも重要な働きをします。

神経や刺激の伝達がスムーズにいくように働き、心臓のリズムを調節するミネラルです。


ミネラルは現代日本人にとても重要なお助けアイテムになります


・「マグネシウム」

1日の必要量は350㎎位です。

骨や肝臓、筋肉に必要なミネラルで、コレステロールの沈着を防ぎ、糖尿病やアルコール中毒を予防します。

・「マンガン」

1日の必要量15~20㎎。

骨や肝臓の働きを高め、骨の生成を促進する作用があります。

体がタンパクから赤血球を作る際に必要不可欠なミネラルです。

・「銅」

1日の必要量は2.5㎎位です。

「牡蠣(カキ)」100gを食べればほとんど足りるミネラルです。

鉄と組んで血液中の赤血球を作ります。

リボ核酸や骨、脳や神経、色素などを生成する為に必要なミネラルです。

・「亜鉛」

1日に必要な量は10~15㎎程度です。

現代日本人に不足気味のミネラルが亜鉛ですが、不足量は男性で3mg程度、女性は2mg程度と発表されています。

亜鉛を大量に摂りすぎると、銅欠乏症になりますので、摂取量には注意して下さい。

亜鉛は血中コレステロールの量を調整し、インスリンの成分にもなります。

この事から、薬が無い時代は、亜鉛を一番多く含んだ牡蠣(カキ)の事を、「糖尿病の特効薬」と呼んでいました。

亜鉛はその他にも、炭水化物を吸収し、傷口を治す働きもあります。

亜鉛はビタミンB群が正常に吸収され、働いてくれるための重要なミネラルです。

さらに、精力というとすぐに想像されるのが、精液の量です。精液の中には精子があるわけですが、この精子を作るのに欠かせない成分が、アルギニンというアミノ酸と、亜鉛ミネラルです。

亜鉛は1回の射精で、1~2㎎位失われます。「妊活ミネラル亜鉛」を補給する事は精子の材料補給になっています。



・「リン」

1日の必要量大人は800㎎程度~子供は1200mg程度です。

不足すると、骨折をしやすくなったり、歯が柔くなったりします

加工食品はリンが多い事が発表されていますので、現代日本人は不足気味ではありません。リンは摂りすぎるとカルシウムの吸収を妨げます。

・「鉄」

1日の必要量は10㎎程度です。

女性や成長期の子供達は貧血の場合が多く見られます。

貧血とは、血液中の血色素の量、および赤血球の数が正常値以下に減少した状態をいいます。

貧血は血を作るのに必要な鉄やビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、葉酸などの不足によって起こる「鉄欠乏性貧血」です。

貧血には「牡蠣(カキ)」が非常に効果的で、昔から良いと言われています。

貧血にはホウレンソウというイメージがあると思いますが、「牡蠣(カキ)」はホウレンソウの3倍も鉄分が含まれています。

・「ヨード」

1日の必要量0.15㎎。

甲状腺に必要なヨードが「牡蠣(カキ)」には多く含まれていて、牛乳や卵の200倍も含まれています。

「牡蠣(カキ)」は美しい髪を作ってくれて、ヨードは美髪の友と言われています。



・「カルシウム」

1日の必要量は大人800mg程度、子供1000~1400㎎程度です。

血中のカルシウムが減ると苛立ち、興奮、不安といった症状が引き起こされます。

元々、日本の土壌で作られる作物は、リンが多い為、カルシウムが少ないのです。

白米のカルシウムは100gに対して5㎎程度とごく少量しかとれません。

その反面「牡蠣(カキ)」は非常に吸収されやすい状態でカルシウムを持っています。

カルシウムの補給には最適なアルカリ食品です。

現代日本人は、肉などを多く食べますので、血液が酸性過剰の状態になります。

酸性過剰状態の時にはカルシウムを摂る必要があります。

・「セレニウム」

過酸化脂質=老廃物の発生を防ぐ物質には、ビタミンCやビタミンE等が挙げられますが、セレニウムもこの過酸化現象を防ぐミネラルとして最近大注目です。

人間は歳をとるにつれて過酸化脂質が出来るようになり、顔面をはじめ、シミが増えてきます。

このシミは、皮膚に生じる過酸化脂質です。

高血圧や動脈硬化、心臓病、白内障、関節炎等には抗炎作用があるので、セレニウムが有効とされ、リウマチ等の対策としても欠かせないと注目されています。

他にも、ビタミンEの機能を助けて、組織の皮膜を保護したり、心臓や血管にも働き心筋梗塞や高血圧の予防や治療に役立ちます。

さらに視力の回復や皮膚病の治療にも使われます。

精子の量も増加させる事から、セックスが強くなれるとも言われています

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