2017年12月13日水曜日

古典に記載されている「牡蠣(カキ)」の食効いろいろ

古典養生書や漢方書に記されている「牡蠣(カキ)」の効用をご紹介


甘温、毒なし、脾胃(ヒイ)のうつ熱を去り、汗を止め、かつを治し、酒毒を消し、婦人の気血を収め、久しく食すれば人の顔色を美麗とす。(古典養生書 日用食かがみ)

多くの漢方書や古典養生書で「牡蠣(カキ)」の食効は紹介されています


煮て食すれば虚損を補い、中をととのへ、たんどくをけす。婦人の気血をまし、煮て食すれば、はだをこまやかにし、顔色をうつくしくす。酒後の熱かつを治す。生姜すにて用、むねの内はんもんを治す、中焦きよれりの人には煮て用、たいげ又は精のもるるを治す。(古典養生書 日用食性)



「本草網目」という漢方書の牡蠣の項目を分かりやすく書き出すと以下の様になります



①寝汗が出るのを止め、口が渇くのを治す。
②消化器系、血液系のバランスを正常に調整する。
③二日酔い、悪酔いなどのアルコールの毒を消す。
④胃のムカムカする状態を改善する。
⑤女性の貧血や気力不足を改善する。
⑥顔色を良くする。
⑦虚弱な体質の人の体力を補う。
⑧肌を美しくし、さらにきめ細やかにする。
⑨女性のオリモノが多い状態を治す。
⑩精力をつける。
⑪ぶよぶよ太った体を引き締めスマートにする。
⑫子宝に恵まれる。

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