2017年12月22日金曜日

関節専用コラーゲンとその他のコラーゲン

人間の各関節には軟骨が存在します

人間の体中の関節には、神経が通った硬い骨と骨がぶつからない様に「軟骨」というクッションの役目を果たすものが存在しています。

関節クッション役の「軟骨」の主成分は?

軟骨の主成分は「水分」です。この水分が、軟骨全体の60~75%を占めています。次に多い成分が「コラーゲン」で、「コラーゲンの型は2型」です。この型式2の2型コラーゲンが軟骨の15~20%を占めています。そして、皆さんが関節関係で良く知っている「グルコサミン+コンドロイチン」が全体の3~5%の構成割合です。

関節のクッション役「軟骨」の主成分は②型のコラーゲンです


良く知っている関節成分が少ない?

実は、昔から関節の主成分は「グルコサミンやコンドロイチン」では無い事が分かっていました。有名な関節成分の2つ、「グルコサミンとコンドロイチン」の成分を足し合わせても、わずか3%位しか軟骨の構成には関与していないのです。

では何故?グルコサミンやコンドロイチンを各社が関節商品として販売したのか?

①商品を作る時の原価が安く、利益を確保し易かったから。


②販売価格設定が、比較的安価に出来、薄利多売で売り易かったから。


③グルコサミン成分、コンドロイチン成分を作るのが比較的簡単だったから。

(グルコサミンはカニやエビ、トウモロコシから作るのが一般的です)

(コンドロイチンはサメやイカから作るのが一般的です)


何故?各社が「グルコサミンとコンドロイチン」を関節成分として販売したかの理由はこの様な内容が挙げられます。



もう一つの疑問?「軟骨専用のコラーゲン」は何故?今まで販売されなかった?

最近では、最新の関節成分として有名になりつつある「関節専用の型式2の2型コラーゲン」ですが、一昔前はお医者さんですら、名前すら知らなかったり、お肌用の普通のコラーゲンと同じと思っている方々がほとんどの成分でした。その理由を書きます。

①成分を作る事が難しく(熱に弱くて、熱で成分の形が壊れるという弱点が存在していました)今まで作る事が出来なかったから。

②成分の製造が難しい特許製法で作りだす為、成分自体が高価だったから。売るのに解説が多く必要なので、簡単に売りにくいので敬遠したから。

③サプリメント最先進国のアメリカで開発された成分なので、アメリカの医師達は良く知っていたが、学会等に出て勉強をする日本の医師は知っていますが、あまり勉強をされない日本の医師達が多く知らない先生達が多かった。

④グルコサミンやコンドロイチンが有名になっていたので、新型のコラーゲンを関節商品として販売するのが面倒が多かったから。(原価が高く、薄利多売で簡単に売れないから)

関節専用のコラーゲンは2型

コラーゲンには20種類以上の型が存在しています。それぞれ成分自体が各々異なっていて、存在する体の箇所や働きが全く違います。コラーゲンの中でもメジャーな型が、体のどの部分に存在し、構成成分となっているのか?を、幾つか説明します。

コラーゲン型・・・主な分布場所

①型・・・・・・・皮膚、骨、腱など
②型・・・・・・・関節軟骨
③型・・・・・・・皮膚、血管
⑤型・・・・・・・皮膚、胎盤。角膜
⑦型・・・・・・・皮膚、胎盤
⑫型・・・・・・・皮膚、腱
⑮型・・・・・・・線維芽細胞など




関節の軟骨には

軟骨には、グルコサミンやコンドロイチン硫酸より多くのコラーゲンが含まれています。コラーゲンはアミノ酸の組成によって20種類以上の型が存在しますが、関節軟骨に多く含まれている、関節軟骨専用コラーゲンの型は2型です。関節痛の改善には「②型のコラーゲン」摂取が最良、グルコサミン+コンドロイチンの2つの成分を併せて使用した時の、2.5倍以上の効果があると、最新結果で発表されています。

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