2013年10月20日日曜日

人間の体に起こる炎症とボスウェリアセラータの関係

「ボスウェリアセラータ」の原料である乳香は、古くから香料や化粧品として活用されてきました。


『新約聖書』では、イエス・キリストが誕生したときに東方の三博士が携えてきた贈り物の一つとしています。

ボスウェリアセラータの樹木


インドでは紀元前から、さまざまな体の悩みをサポートする素材としても使われていたそうです。

中国においても、1061年に成立したとされる書物『図経本草』に乳香についての記述があり、飲んだり、体に塗ったりして使っていたようです。

ボスウェリアセラータは抗炎症作用が働くことによって痛みの改善が行われると言われていますが、人間の体内で炎症が起こる仕組みは、以下のように解明されています。

炎症を引き起こすような刺激によって、細胞膜の構成成分であるリン脂質からアラキドン酸が放出されます。

放出されたアラキドン酸に酵素が作用し、炎症のもととなるロイコトリエン、炎症や痛みを強くするプロスタグランジンなどの物質が合成されます。

ロイコトリエンを合成するためにはたらく酵素を「ボスウェリアセラータ」が阻害するというはたらきについて、研究が進められて解明されてきました。




抗炎症・痛みの改善についてボスウェリアセラータが働く理由は以上のような作用からだと少しづつ解明されだしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿