2013年10月1日火曜日

脊柱管狭窄症の手術と代表的な合併症

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症の手術は、狭くなった脊柱管を広げることによって神経への掛かっている圧迫を取り除くことです。狭窄症が発生している周辺の骨を削る事か、靭帯を取り除く作業を行います。

坐骨神経痛は俗称・正式には脊柱管狭窄症



脊椎固定術


椎弓切除術により、神経を圧迫している部分を取り除くため椎弓を削った後、脊椎が不安定になった場合には、除圧を行った範囲の脊椎を固定します。

その後に、骨盤からの骨を固定する範囲の周辺に置いて、その骨と固定する範囲の脊椎を骨癒合させます。

また、金属製のスクリュー、ロッドのような脊椎用インプラントを使用して、長期的に安定させることもあります。骨癒合するまでには、手術後約6ヶ月~1年間を要する事がほとんどです。


椎弓切除術


脊柱管の中の神経を圧迫している骨や靭帯などの部分を取り除くために、脊柱管の背中側に位置する椎弓を必要に応じて部分的、または広い範囲で切除します。

腰部脊柱管狭窄症に対する手術療法に伴う合併症

脊椎の手術においても、避けることが出来ない合併症は、起こる可能性があります。


腰部脊柱管狭窄症の手術療法における代表的な合併症は

  • 下肢麻痺、下肢の感覚が鈍くなる、排尿排便障害
  • 切開した部分の感染、椎間板に炎症がでる
  • 髄膜炎
  • 神経麻痺・下肢痛
  • 腹部よりの手術中の大出血
  • 脊椎用インプラントの破損や変形
  • 脊椎固定の手術による腰椎部の動く範囲の低下
  • 肺炎や感染症


などが起こることが考えられます。

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