2013年10月22日火曜日

経口免疫寛容のご説明

経口免疫寛容とは


食品や栄養など、体にとって必要なものにはアレルギー反応(攻撃・炎症)を起こさない、毎日口から摂取するものを抗原として認識せず免疫反応が起こらない様にする仕組みの事です。

経口免疫寛容


サバや卵のような一般的にアレルギーを引き起こしやすい食品を摂取してもアレルギー反応が起こらないのは、経口免疫寛容によりアレルギー反応が抑えられるからで、逆に言えばアレルギー反応を起こす人は経口免疫寛容が正常に働いていないことが原因です。

この経口免疫寛容の仕組みを使ってアレルギー反応を治す例として、漆によるかぶれを防ぐために子供の頃から漆を食べさせるというのは有名な話ですが、マウスに花粉やダニを食べさせて実際アレルギー発症が抑制されたと報告するデータもでています。

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関節の軟骨は

年々磨り減っていきます。その軟骨の破片に一番多く存在するのがⅡ型コラーゲンです。(軟骨の中で水分を除くと一番多いのがⅡ型コラーゲンなので)


この軟骨のかけらのⅡ型コラーゲンを異物(敵)とみなして攻撃をする(免疫異常)事で関節周囲に炎症を引き起こします。このⅡ型コラーゲンを攻撃することが痛みの原因です。



元々は軟骨の構成要素ですので、Ⅱ型コラーゲンはかけらになっても体内にいても何の問題もありません。よってⅡ型コラーゲンを攻撃する必要は本当はありません

このⅡ型コラーゲンの攻撃を中止してあげることで

関節周辺の腫れや熱の炎症が収まってきます。炎症が収まってくると痛みが和らいでいきます。また炎症がある間は軟骨は再生しないことも発表されています。炎症が収まると軟骨は再生していきます。

ではⅡ型コラーゲンの攻撃を中止する方法は?

といいますと、体内と同じ形をしたⅡ型コラーゲンを毎日口から摂取することで体に必要な栄養素なので、攻撃しなくて良いと判断させます。この作業を経口免疫寛容といいます。



簡単に言うと虫歯と同じような理屈です

虫歯は痛みの中で病院に行くと一番早く痛みが改善します。痛みがあるときはほっぺたが腫れて熱を持っているはずです。痛みが引くと頬っぺたの腫れも引いているはずです。

関節周囲に目には見えない腫れや熱があるので痛みが出ています。その腫れや熱を引き起こすのがⅡ型コラーゲンの攻撃です。



体内のⅡ型コラーゲンと同じ形をしたもの

それが、非変性Ⅱ型コラーゲン【UC-】です。今は鮭由来の非変性Ⅱ型コラーゲンも出ていますがこちらは35度~40度の温度で普通のコラーゲンへと変形が始まってしまうと言われています。

普通のコラーゲンでは経口免疫寛容は働きません。皆様非変性Ⅱ型コラーゲンをお使いの際はUC-をお選びくださいませ。




UC-Ⅱは口に入れる時と、腸管で吸収される時の栄養の形がほぼ変わりません。

そのため経口免疫寛容が働きます。吸収される時に形が違うと経口免疫寛容は働きません。

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