非変性Ⅱ型(2型)コラーゲン【UC・Ⅱ】は胃で何故分解されずに腸まで届くのか?
非変性のⅡ型(2型)コラーゲン【UC・Ⅱ】は
胃のタンパク質分解酵素であるペプシンでは分解されません。
多少溶化されますが、ほとんどが分解されずにコラーゲン3軸の螺旋構造が残ります。
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ほとんど分解されずに腸まで届く【UC-Ⅱ】 |
ほとんど分解されずに
アテロコラーゲン(親水性のタンパク質で高い保湿性を持っています)として腸(バイエル板)に届いているのです。
普通のⅡ型(2型)コラーゲン【変性】のように
変性タンパク質の場合、変性した場所や形状の変化によって分解が起ります。
普通のコラーゲンの場合は
胃のタンパク質分解酵素で分解されるのが当然です。変性したコラーゲンであるゼラチンは胃のペプシンで分解されてしまいます。ゼラチンはペプチドやアミノ酸まで分解され、腸から栄養素として吸収されてしまいます。
変性Ⅱ型コラーゲンは
エピトープ(コラーゲン鎖の糖の突起)を持たないため経口免疫寛容を起こせないというより、分解されて腸のバイエル板まで到達できないということです。
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